ディスポパック処理方式の特長
乾熱滅菌で確実な無害化
180℃・30分の乾熱滅菌により、環境省の「感染性廃棄物処理マニュアル」に則した処理を実現。院内で「感染性廃棄物」から「一般産業廃棄物」へ分類変更が可能です。
圧縮破砕で約1/4~1/10に減容
処理後は薄い板状の固形物となり、従来の約1/4~1/10の体積に削減。持ち運びや保管が容易で、積み重ね作業も簡便になります。
金属混入にも対応する堅牢設計
医療器具に含まれる金属やワイヤー類が混入しても、装置への負荷を抑えて安全に処理。破損リスクを最小限に抑えた設計です。
処理フロー

・投入
専用容器や廃棄用袋に入った感染性廃棄物を、コンベアに置きます。
・自動搬送装置(コンベア)
投入された廃棄物をコンベアで処理部へ自動搬送します。
・加熱装置(180℃ 30分 滅菌)
高温・一定時間の加熱により、廃棄物中のウイルス・細菌を確実に不活化します。
・破砕減容装置
廃棄物を加熱しながら圧縮破砕し、体積を大幅に減らします。
鋼線、金属類、ガラスなどが混ざっていても、トラブルが起きにくい構造です。
・廃棄物排出
減容された廃棄物は、圧縮された板状になり排出されます。
・一般産業廃棄物
処理後は感染性が失われており、一般産業廃棄物として取り扱い可能です。
・排気(脱臭)・HEPA・活性炭
処理過程で発生する臭気は、HEPAフィルタと活性炭による
多段階処理で浄化し、クリーンな状態で排気します。
導入効果

トータルコストの削減
処理費用、容器費用、運搬費用、をトータルで削減。減容効果により運搬回数も削減され、長期的なコスト削減を実現します。

災害時の廃棄物処理能力を確保
院内に処理設備を持つことで、災害時や緊急時にも自施設での廃棄物処理が可能です。収集運搬業者が来られない状況でも、医療廃棄物はもちろん、プラスチック、缶、ペットボトルなどのかさばる廃棄物を圧縮し保管スペースを確保できます。外部業者への依存度を下げ、BCP(事業継続計画)を強化します。
環境負荷の低減
運搬によるCO2排出を削減し、滅菌処理により感染リスクも最小限に抑えます。医療廃棄物は焼却ですが一般廃棄物は埋立処理が可能なため、環境負荷の低減につながります。
DISPOPACの導入により、年間の廃棄物処理コストを大幅に削減できます。
詳細なコストシミュレーションは、お気軽にお問い合わせください。